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クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

「あーあ、コナゴナだね。」

「でも大丈夫、私のお母さん、元お医者さんだから、骨なんて、すぐに繋げてくれるよ。」

「その後で、私がちゃんと生き返らせてあげるからね?」

「!」

 マルキーニ操る屍の動きが活発になった。

 同胞の死に、感慨持つ暇もなく危機にさらされた、陸刀のヒットマン達と高森夕矢。

 ただ、速くて強いだけだと侮っていた屍の軍団。 しかし、ここに来て気が付いたのだ。 屍だからこそ、有利に働く部分もある。

 死体には気配が無い。

 エデンの双子兄は、死体達の後ろを、その素早さと小柄な体を駆使して動き回った。

 乱戦と化した戦いの中、低い位置で大人達の後ろを移動する子供を探している暇は無い。

 仕事柄、気配を探るのは敏な陸刀のヒットマンであるが、死体のエデン双子兄には、気配そのものが無いのである。

「気を付けろ!屍の後ろに潜んでいる!!」

 朱吏陽紅が叫んだが、そんな事言われるまでもない。 見えない敵への恐怖を感じながら、全員が全身の神経を集中して、戦いに望んでいる。

「...さーて、次は、誰を狙おうかなー?」


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