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クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

b

「ルールを確認しよう」

「私の高速域"白い世界"は、ここでは使えない。」

 両脇を破壊され、そこに足を踏み入れられない以上、"白い世界"で移動可能な方向は、前方のみ。 しかし、方向がバレていれば、カウンターに取られることもありうる。

「皆月京次、彼の後ろまで、私はこれからゆっくり歩いて進もう。」

 京次の後ろの、破壊されていない廊下。 そこでなら、"白い世界"で四方八方自由に移動できる。しかし、そこにたどり着くまでは、脆くなった床を踏み抜かぬ様に、静かに進まなければならない。

「私が開けた場所にたどり着いたら、白い世界の"移動"だけでなく、これに"攻撃"を加る。そうなれば、君達は一秒と生きてはいられまい。」

 雪之絵真紀との戦い。 白い世界の”移動”で周りを囲んだだけで、直接”攻撃”は行っていなかった。もし攻撃を同時に行われたとしたら、雪之絵も京次も、対抗する手段はない。

「だから、私が”細道”を渡り終える前に、君達は私を倒さねばならない。」

"細道"は、白い死神の歩数で10歩。それがタイムリミット。

「来るが良い、それまでの間、正々堂々、受けて立とう」

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j

ド ン

雪之絵、解っているよな

z

防御は無し

攻撃だけを死ぬまで続ける

撲滅抹殺委員会!
−前へ歩く−
最終話(その二十七) 


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